吃 音 克 服 の た め に

 

吃音について

・吃音は完全には治りにくいもののようです。少なくとも、私たちが知っている限り、どもらずに話すことだけをめざす間は、吃音は治りにくいもののようです。

・どもる人でも、すらすら言える時があります。吃音には、波があるようです。

・吃音に対するその人の考え方で、悩みはそれぞれ異なります。吃音がとても軽い人でも、とても悩んでいる人もいます。普段はあまり気にしない人でも、進学、就職の面接、仕事での司会など節目にさしかかった時に深刻になります。

 

※「どもり」という用語は、近年では差別用語や、禁句になっているため、公の場では安易には使用してはならないというように風潮が変わりつつあります。したがって、「吃音」という表現に明記させていただいています。 

吃音克服のために

 吃音克服のためには、話し方の技術のみに偏ったりしていると、理想としている自分の姿との間にギャップが生じ、悩むことになります。また、吃音に対する考え方だけを変えても、現実の世界の中でいろいろな壁にぶつかります。そのため、両方から取り組んで、悩みをできる限り小さくしていくことが大切なようです。

 千葉言友会では、一つの技術、一つの考え方にとらわれないで、「吃音」克服に効果が期待できるものは、積極的に取り組もうとしています。